http://d.hatena.ne.jp/oumi_maico/20121010
FUCK THE BORDER LINEがテーマ。
好きな作家へのトリビュート作品を集めたアンソロジー。
近江舞子が「太宰治」を、森田紗英子が「浅田次郎」を、松永英明が「泉鏡花」を、泉由良が「江國香織」をカバーする。
いやぁアンソロジー苦手なんすよ...と思ってたけど。
けどこれはただアンソロジーではなく、CDで言うカヴァーアルバムなのですねっ!!!
4編全部面白かったなぁ。原作知ってるとニヤっとしますね(かろうじで全部分かった)
知らなくても楽しいよ。
4人が4人共違う美意識をもっているんだなぁと、短編ながら強く感じさせる文章。
音楽的に言うと、リミックスぽくもありのマッシュアップっぽくもありの。
しかも芸術的なセンスが皆さんあるのですね。才能?謎だ...
近江さんのには共感したっていう感想が一番に出てきたかな。
洋服とか分からないと置いてけぼりを食らう訳でもなく、
自分の趣味なんかに置き換えてみるときっと「ああーそうそう!」って感じると思います。
連作短編集とか読んでみたいすな。
あとエッセイとか長編とか(まだ言ってる)
文学フリマでは完売した作品だけど、Amazonとかでは扱わないのかな?
Deity's watchdog(http://www.d-w-d.jp/)にて委託販売中でしてるみたいです。
